2011年MTB全日本選手権レースレポート

2011.08.02 Tuesday

 2011年MTB全日本選手権


7月16日土曜日


結果:ダウンヒルマスターズクラス3位(40歳以上の表彰で2位を獲得)


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【原点への回帰】


今回のレースはトレーニング期間、テスト期間も多く取れ、様々なテストを行った結果自分の基礎とも言える状態に改めて気づくことが出来るものでした。実際、ハンドル周りなど過去に使用していたものを再度使用してみたらバイクのコントロール性が向上し、安心して走れました。

おかげで決勝は「自分を遅い」と感じられる状態を得ることが出来、次にステップに進めそうな手応えが有ります。


これが自分のベーシックだ、というものに気づけた事はこれからさらに走りを追求して行く中で、有意義な情報となるでしょう。


この状態に至るまで、多くの方々の応援、サポートを頂いております。心より感謝いたします。


【使用機材】


フレーム:RockMoutnain:FlatLine Sサイズ

リアスプリング:350LBS

フォーク:ROCK SHOX:BOXXER 2010(エアスプリングに更新,60psi)

ステム:オリジナル37.5mm

ハンドルバー:アゾニックダブルウォール

タイヤ:マキシスミニオンDH-F(20気圧)

サドル:タイオガ

シートピラー:トムソン

ドライブトレイン:SHIMANOセイント 36t×11~21t 6speed

ブレーキ:SHIMANOセイントキャリパー&XTレバー

ブレーキパッド:ベスラ

ブレーキローター:F:マグラ210mm:R:マグラ190mm


【レースレポート】


金曜日に現地入りしてレースウイークがスタート。


同じ週の水曜日に走る事ができているため、今回はセッティングを変えないと決めた。コースを覚え、走り込む事に集中する。


今回のスタート地点はゴンドラの下。いきなりジープトラックの高速セクションだ。富士見パノラマに通い始めて3年目。ようやく攻略できてきただろうか。


リフト下からの新設区間が一つのポイントになりそうだ。


エリートクラスの選手は午後からの練習走行なので、午前中は徒歩で下見する。新設区間の進入は大きく二つのラインが見える。ちょっとまわり込むがキャンバー区間を真っ直ぐ行けるルートと、キャンバーに最短距離で突っ込んで向きを変えるラインだ。


確実に行くなら真っ直ぐラインだろう。しかし、今回は最短距離ラインが気になる。金曜日は両方試してみる事にした。


午後になって試走開始。


スタートから前半の高速区間はなんとかペースを作る事が出来ている。もう少しペースアップ出来そうなのだが、事前練習で高速区間で転倒したダメージもまだ有るので、無理はしないでおこう。


新設区間のライン。途中の丸太越えでかなり暴れる。思ったよりリスクが高い感じだ。次は最短距離で進入する。一回目はラインを間違えたが、思ったよりリカバリーできる。全開で進入するのは躊躇するけど、思ったよりも良いペースでいけそう。以降、このラインは最短ルートで固定。


進入から先は完全な新設区間。ビッグドロップまでをトラバースするのだ。この手のラインはそれほど苦手ではないが、その先のビッグドロップへほぼ右に直角に曲がって進入する。速いライダーはスピードを維持したまま斜めに進入して行くが、そのラインだと着地点がどうしても怖いのだ。


そして次に現れるのがコンパネジャンプ。前回のジャパンシリーズから使われだしたセクションで、飛んだあとのブレーキングが難しいのだ。もっと視線を遠くに送るべきなのだろうが、うまく行かない。普段からの視線の使い方をトレーニングしなければならない。


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そしてA'区間の大岩。これは今回もパスさせてもらう。と、安心していたらゲレンデに飛び出す所に新設のジャンプ。着地点がフラットなので声が出てしまうほどの衝撃が来る。そして、前回失敗したゲレンデのジャンプ。なんとか無事に試走を終えることが出来た。


7月16日土曜日


この大会に向けてチェーンガイドを交換したのだが、サイズが少し合っていないようでチェーンがかみ合ってない状態になってしまう。今朝の試走でも発生したので、急遽もとのガイドに交換する。このアドバイスをくれたのは山下光子トレーナー。冷静に全体をプロデュースしてくれるので、安心してレースに臨むことが出来る。もう、トレーナーというより監督というべきかもしれない。


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山下トレーナーのB.aメソッドを使ったコンディショニングを受け、装備を着用する。同じテントからクラスが一緒のライダー達が思い思いにゴンドラへ向かう。


山頂駅で時計を見ると、予定より10分ほど早い。そのまま日陰でのんびりする。灼熱の駐車場と違い、風が気持ちいい。火照ったからだと気持ちを少しクールダウンする。Aコースを抑え気味に下って、速度感を思い出す。


ゼッケンナンバー313番。つまり、13番目スタート。今までどちらかというと後半のスタートだったので、それなりにのんびりした空気だったのだが、マスターズクラスでもトップクラスは緊張感が高い。その雰囲気に飲み込まれないように、ちょっとだけ心を違う所に置きながらスタートを待つ。


トップスタート、三山さんが、多分全力でペダリングしながらスタートして行く。他の人のスタートを極力見ないようにしているのだ。なるべく、自分のペースで居たい。


スタートの列に並び、それがどんどん短くなって行く。前のライダーがスタート台に上がり、それを合図にゴーグルを装着する。ふと、以前のレースで、このスタート地点のときに10秒前に飛び出してしまった事を思い出す。気をつけなきゃな。無事10秒前を過ぎ、電子音とともに5秒前のカウントが始まる。


ペダルに乗せていた左足に一気に体重を乗せスタート台の斜面を下る。バイクを左に寄せながらひとつ、ふたつ、みっつシフトアップ。バイクを右へ緩く向かわせると、左へ切り返す。ブレーキを引きそうになるのを我慢しながら、斜面の変化する地点で空中に飛び出し、ゴンドラ下の直線を吹っ飛んで行く。可能な限りタイヤを路面から浮かせながら衝撃を避け、スピードを維持する。


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このままノーブレーキでシュイーンコーナーに突っ込みたいのだが、恐怖心が勝手にブレーキレバーを引く。バンクに当たる事で縦に掛かるGに耐えながら、あごを上げる。少しでも遠くに視線を送りたい。二つのこぶをこなしてS字区間へ。このこぶの二つ目で転倒しているので、無事に通過できた事が肩の力を抜いてくれる。


「このコーナーはしっかり曲がった方がいいんだ。その先のリズムが作れるからな」


歩いて下見したとき、教えてくれた松田さんの言葉がよみがえる。


試走までは遅すぎるほど減速していたのだが、今回はちょっと速すぎた。それでも、荷重ではらむのを最小限に抑え、苦手な区間へ。右ターンははまずまず。次の左バンクも自分が遅いと感じられるほど安定して入って行くことが出来た。もう一度右に曲げてテーブルをつぶすように荷重をかけて通過。左ターン。この辺はどうしてもくっきりした走りができないが、まずまずのペース。本当はもう少し速いペースの方が安定するのだろうな。


外側が崖なので、怖くてぎりぎりまで寄れないガレた左ターンをブレーキを引きづりながら抜け、あれた路面を左に寄せて行く。リムをヒットする感じが有るのは大体この辺だ。今回はヒット感も無く走り抜ける。左から右に戻して行きながら、小さなこぶをひとつ。そして、このあとが大きな飛び出しだ。斜めに進入すると崖に向かって飛んで行くので、可能な限り左を向いて飛び出したい。


ちょっと抑え気味に飛び出して、無事に着地する。そのあとの高速区間もまあ、そこそこに走り抜けリフト脇。ちょっと路面が荒れている。転んだ人が居るのだろうか。


新設区間の入り口を最短コースで進入。光の具合が変わっていてちょっと抑え過ぎてしまった。トラバース、ビッグドロップと無難にこなし、コンパネジャンプ。しっかりと抑えて走ったのでそのあとのターンも無事曲がれる。A'への進入。大岩は左から回避。速度を殺される事無くゲレンデ出口へ向かう。


全身で構えながらジャンプを飛び出し、ゲレンデを漕いで行く。ちょっと不安を持っていた途中のギャップも無事に飛び越える。今回はゲレンデで絶対転ばないよう内足を付いてターン。ゴールに向けて最後のペダリング。


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タイムを更新した効果音が鳴り、アナウンスが暫定3位を告げる。ホットシートにはやはり三山さん。そして、暫定2位はいつも一緒に練習している白井選手が笑顔で待っていた。こんな気持ちでゴール地点で待つのは久しぶりだ。タイムが更新されない事を祈る。ずいぶん長く感じたが結局そのまま更新されずマスターズクラス3位が確定した。


【今後の課題】


もう少しプッシュできる場所が数カ所有るように感じたので、そのことを追い求めようと思います。また、セッティングを細かく出せるようになりたいと思います。昨年は参加したレースすべてで転倒。今年も開幕戦で転倒する、という状況をようやく抜け出すことが出来ました。今でも目標はマスターズ世界選手権60歳以上のクラスでの優勝です。日々感じた事を自分の身体で追い求めて目指し続けたいと思います。


【最後に】


いつも、サポートしてくれる皆さん、一生に練習してくれる皆さん、そして何より目標を理解して応援してくれる山下光子氏に感謝の気持ちを伝えさせてください。


有り難う御座います。



【協力(敬称略)】


TIOGA

OGKカブト

MARSH

Takebou-tune

重力技研

正屋バイクストア


ボディーアーキテクト

全日本選手権クラス3位入賞

2011.07.16 Saturday

 body architectの館 正訓(たち まさくに)が先日おこなわれました、MTB全日本選手権ダウンヒル競技、マスタークラスで3位に入賞しました。
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また、40歳以上の表彰で2位。

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全ての人の本来のパフォーマンスを引き出す、body architectの本領発揮です。

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MTB(マウンテンバイク)ダウンヒルとは、丁度スキーの滑降競技の様に、一人ずつコースを下ってタイムを競います。勝負は隣の人ではなく自分自身とおこなうのです。

館のレースレポートも間もなくアップします。お待ち下さい。

間もなくロールアウト

2010.11.21 Sunday

2011年用間もなくロールアウトです。

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富士見パノラマ最終日

2010.11.09 Tuesday

富士見パノラマのMTB営業最終日。この日にここで笑っていられるなんて人生って分からないもんですね。

今シーズンは本当に転びました。おかげで左右の膝は今でも緩いまま。右足首も抜けてます。爆弾の頸椎も少しずれてる。(これはベッドから落ちたせいかも)
5月からサンデーに乗り始めて、いろいろ試してきました。

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フォークを変え、セッティングを変え、ポジションを変え。

最終戦の瀬女を前に、ようやくバイクとの一体感が出てきました。そこまで決勝ではずっと転倒。結局は瀬女でも決勝転倒でしたけど。

レースシーズンが終わってからも富士見でいろいろ試していました。セッティングにここまで悩むのは初めてですね。

富士見夏営業最終日。

「フォークのスプリングは?」
「ソフト」
「館兄には柔すぎるよ」
「え?体重で合わせるんじゃないの?」
「沈みすぎてて、奥の方しか使えていないよ」

0081確かにフォーク沈んでるなあ。

それで、大岩越えが怖かったり、高速セクションではフロントが逃げるのにシングルだと切れ込んだんですね。。

結果は一つも出なかったけど、このシーズンサンデーに乗ったおかげでたくさん勉強になったと思います。来年も乗ろうと思っていたけど、貸してもらったバイクが身体にぴったり。去年のスコットと変わらない乗りやすさだった。どうしようかな。

スプリング変えたのでテストしたいんだけど、富士見は終わっちゃいました。
ア〜〜欲求不満がたまりそう。